Microsoft Dynamics 365 CRM 8.2で顧客関係を強化する方法と活用メリット

日本企業向け Dynamics 365 CRM活用術: 顧客関係を強化するポイント

今回は、次のポイントについて見ていきましょう。

  1. はじめに

  2. Microsoft Dynamics 365 CRM 8.2でできること

  3. Dynamics 365 CRM 8.2の主な機能強化

  4. グローバルビジネスを支える先進機能

  5. Dynamics 365 CRM 8.2と8.2.2の違い

  6. Dynamics 365アップグレードに向けた準備のポイント

  7. Dynamics 365 CRMの価値を最大限に引き出すために

はじめに

変化の激しい現代のビジネス環境において、効果的な顧客関係管理(CRM)はもはや選択肢ではなく、必須の取り組みとなっています。 Microsoft Dynamics 365 CRM 8.2は、顧客対応の効率化、営業活動の自動化、そしてサービス品質の向上を実現する包括的なプラットフォームです。このリリースにより、企業は生産性を高めながら業務プロセスを整理し、国内外を問わず顧客との関係をより強化できるようになります。

Microsoft Dynamics 365 CRM 8.2でできること

Dynamics 365 CRM 8.2は、CRM(顧客関係管理)を中心に、ERP(基幹業務システム)やHCM(人的資本管理)の機能を統合したクラウドベースのビジネスプラットフォームです。
また、Power BIによる高度なレポート機能と分析機能を活用することで、企業はデータに基づいた迅速な意思決定を行うことができます。
主なアプリケーションには、営業管理、マーケティング、カスタマーサービス、財務管理、サプライチェーン管理などが含まれており、部門を横断した業務の可視化と効率化を実現します。

Dynamics 365 CRM 8.2では、複数の主要コンポーネントが提供されています。

  • Microsoft Dynamics 365 Server(オンプレミス版)

  • Dynamics 365 Reporting Extensions(オンプレミス版)

  • Dynamics 365 for Outlook(オンライン版・オンプレミス版)

  • Dynamics 365 Language Packs(オンライン版・オンプレミス版)

  • Dynamics 365 Tools(オンプレミス版)

Dynamics 365 CRM 8.2へのアップグレードを行うには、既存のDynamics 365環境(バージョン8.1または8.2)が必要です。アップグレード用パッケージはMicrosoftから直接入手できます。

Dynamics 365 CRM 8.2の主な機能強化

1. パフォーマンスの向上: Dynamics 365 CRM 8.2では、システム全体に段階的なパフォーマンス改善が加えられています。これにより、CRMの処理速度と応答性が向上し、営業、マーケティング、サポートチームがより快適に業務を行えるようになりました。

2. 不具合の修正: メールの自動昇格、意図しないタスク完了処理、アクティビティフィードや添付ファイルに関する不具合など、よく報告されていた問題が修正されました。これにより、システム全体の信頼性が向上し、より安定した運用が可能になります。

3. ユーザーインターフェースの改善: リボンメニューをはじめとするユーザーインターフェースが改善され、ナビゲーションや操作性が向上しました。これにより、全体的なユーザーエクスペリエンスがより快適なものになっています。

4. サービスレベル契約(SLA)機能の改善: SLA(サービスレベル契約)の処理ロジックが改善され、土日や祝日などの非稼働日を正しく考慮できるようになりました。これにより、サービス対応時間や期限の追跡をより正確に行うことができます。

グローバルビジネスを支える先進機能

Dynamics 365 CRM 8.2には、グローバルに事業を展開する企業のニーズに応えるための機能も数多く搭載されています。

  • 多言語対応ポータル: 多言語対応ポータルにより、日本語、中国語、韓国語を含む複数言語での情報提供が可能になります。これにより、世界各地の顧客、パートナー、従業員とのコミュニケーションをより円滑に行うことができます。

  • ナレッジ記事の絞り込み検索機能: ナレッジ記事のファセット検索により、ユーザーは属性や条件ごとにコンテンツを絞り込むことができます。これにより、必要な情報をより迅速かつ効率的に見つけられるようになります。

  • コンテンツアクセスレベル: コンテンツアクセスレベル機能により、構造化された学習パスを作成し、適切なユーザーに適切なコンテンツを提供できます。 ユーザーの役割や権限に応じた情報配信が可能になるため、より効果的なナレッジ共有や教育環境を実現できます。

  • パートナーの採用・オンボーディングの効率化: パートナーの採用、オンボーディング、エンゲージメント管理を効率化することで、パートナーネットワークの強化を実現します。 パートナーとの関係構築を体系的に進められるため、より効果的な協業体制を構築できます。

  • インタラクティブダッシュボード: インタラクティブダッシュボードにより、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスからデータを閲覧できます。また、ダッシュボード上でデータをドリルダウンし、より詳細な情報をシームレスに確認することができます。

  • インタラクティブダッシュボード :インタラクティブダッシュボードにより、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスからデータを閲覧できます。また、ダッシュボード上でデータをドリルダウンし、より詳細な情報をシームレスに確認することができます。

これらの機能は、業務効率を高めるだけでなく、日本国内および海外で事業を展開する企業にとって、拡張性の高いビジネス基盤を提供します。

Dynamics 365 CRM 8.2と8.2.2の違い

バージョン8.2.2では、Microsoft Copilot for Dynamics 365をはじめとする追加機能が提供されています。Copilotは、タスクの自動化、データ分析、業務効率の向上を支援するAIアシスタントです。
そのほかにも、パフォーマンス改善やTLS 1.2への対応が含まれており、Dynamics 365 Online バージョン9.0とOutlookの連携に必要な環境が整えられています。

Dynamics 365アップグレードに向けた準備のポイント

Dynamics 365の最新バージョンへのアップグレードは、多くのメリットをもたらします。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、事前の計画と準備が欠かせません。

  • 現行システムの評価:現在のCRM環境における強みや課題を把握し、改善が必要な領域を明確にします。

  • カスタマイズの互換性を確認する: 既存のカスタマイズやシステム連携が、新しいバージョンでも問題なく動作するかを確認しましょう。

  • サードパーティ連携を確認する: サードパーティ製システムとの連携を確認しましょう。一部のAPIは設定変更や再開発が必要になる場合があります。

  • データ移行計画を策定する: データの整合性を維持しながら移行計画を策定し、移行時のデータ損失を防ぐためにバックアップを作成しましょう。

  • 十分なテストを実施する: 本番稼働前に、システムのパフォーマンス、各種連携機能、カスタマイズ内容を十分にテストしましょう。

  • 導入形態を選定する: 組織のニーズに応じて、クラウド、オンプレミス、またはハイブリッドの導入形態から最適なものを選択しましょう。

  • パフォーマンスを最適化する:アップグレード後に発生する可能性のあるパフォーマンス上の課題を想定し、事前に対応策を準備しておきましょう。

  • ユーザートレーニングとチェンジマネジメント: 新しい環境へのスムーズな移行を実現するために、ユーザー向けの十分なトレーニングを実施しましょう。

  • Vendor Support and Updates: Work with vendors for ongoing updates and third-party support.

  • コンプライアンス要件への適合を確認する: 新しいバージョンが、業界標準や日本の法規制・コンプライアンス要件に対応しているかを確認しましょう。

Dynamics 365 CRMの価値を最大限に引き出すために

Microsoft Dynamics 365 CRM 8.2は、日本企業が顧客管理を効率化し、グローバルな連携を強化するとともに、業務効率を最適化するための強力な基盤を提供します。高度な機能と各種機能強化を活用することで、顧客体験を向上させ、長期的な成長につなげることができます。

Dynamics 365 CRM 8.2の導入を検討している企業や、アップグレードに向けた最適な進め方を知りたい企業に向けて、Sysamicでは日本企業の業務要件に合わせたコンサルティングを提供しています。導入計画の策定から移行準備、運用定着まで、企業ごとの課題に応じた最適なアプローチをご提案します。

シスアミック㈱は Microsoft Dynamics 365 パートナーとして日本で広く信頼されており、現地に根差した専門知識とグローバルなテクノロジーを駆使して、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。Microsoft Dynamics 365 Business Central を専門とし、日本企業および日本で事業を展開するグローバル企業に対し、ERPの導入、クラウド移行、コンプライアンス対応、および近代化戦略の策定を支援しています。 当社のバイリンガルチームが、明確なコミュニケーションを確保し、日本特有の規制やビジネス環境へのシームレスな統合を実現します。Microsoft Azureの導入、Microsoft Copilotの展開、ハイブリッドワークスタイルの管理など、どのようなニーズに対しても、Sysamicは安全で拡張性が高く、将来を見据えたソリューションを提供します。

Sysamicと共に、統合されたインテリジェントな財務基盤を構築し、変化の激しい時代に対応できる企業体制を築きましょう。
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